元教員が語る裏話と転職に役立つ情報

【中途退職者1万7千人】教員ってそんなにツラいの❓❗️教員を苦しめている〇〇を元教員が徹底解説❗️

【中途退職者1万7千人】教員ってそんなにツラいの❓❗️教員を苦しめているの〇〇を元教員が徹底-1

カツセカ

カツセカDIY Studio代表 DIY・ブログ・科学を愛しています。 大学院卒で小学校に就職(2・5・6年担任)→2年間エクアドルで教師をする→帰国後、小学校で働く(5年・特支担任)→退職→プロDIYerとして活動  普段は札幌を中心に、DIY情報をブログで書きながら生きています。

涙おばさん

1万7千人❗️❓毎年そんなに辞めてるの?

カツノリ

そうなんです。

悩むおばさん

私の子どもも教員なんだけど...大丈夫かしら...?

1万7千人と聞いても、確かに多いけどそれってどれくらい?ってなりますよね。

これは毎年、一つの町が作れてしまうほどの教員が辞めていっているというのもすごい話です💦

例えて言うなら、
「HNK連続テレビ小説『マッサン』」でも有名な北海道の「余市町」に匹敵するほどの規模❗️❗️

しかし、これは教員*9万2千人いる全体の1.8%ほどでしかありません。
*全国の公立小学校〜高等学校にいる教員の数
厚生労働省が行なった2019 年(令和元年)雇用動向調査結果の概況よると、日本全体の離職率は15.6%となっています。

それに比べると、教員の離職率1.8%はものすご〜く低いと思います。

また、この離職率1.8%というのは優良大企業100社の平均離職率と一緒だったのです。
*東洋経済ONLINE記事 「離職する人が少ない大企業」100社ランキングより

つまり、教育公務員(先生)業界というのは、まぎれもない優良企業ということになります。

ほっとするおばさん

はぁ...よかった✨それなら安心ね♪

カツノリ

...本当にそうでしょうか?

教員の中途退職1万7千人という数字の見方を変えると、
教員全体の退職者(3万7千人)に対して約45%に相当します。
つまり、退職者の半分は定年に達する前に離職しているのです。

さらに、年間の教員精神疾患休職者は約5,500人、精神疾患による離職者は約1,100人です。
詳しくはこちら⬇️

そこで今回のテーマは

【中途退職者1万7千人】教員ってそんなにツラいの❓❗️教員を苦しめているの〇〇を元教員が徹底解説❗️

 

女性

サービス残業あたりまえらしいよ💦

ビジネスウーマン

鬱になる人も多いんだって💦

ビジネスマン

モンスターペアレンツが大変らしい💦

などなど、囁かれています。
正直、これらは間違っていません。

そこで今回は、教員歴7年のカツノリが統計データとその経験をもとに「教員の悩み」を徹底的に解説していきます!

教員の人にとっては、共感できるものも多く、
これから教員になろうとしている人には、将来設計の参考になる記事です。

教員の悩み

知ったかぶりでは許されない「学校のリアル」(BEST T!MES)でも紹介されるように、現在の教育現場では一昔前にあった厚遇はなくなり、6割以上の教員が「過労死ライン」に達した状態で仕事を続けています。

また教育界に長年いると、無常にも心折られそうになる出来事もあります!

教員歴7年のカツセカが「心折れそうになった出来事」ランキング

堂々の第一位はこちら⬇️

第①位・・・意味不明なクレーム

これはつらい、カツノリも初任3年目までは定期的にクレームがありました。
納得できるものから、そんなん言われても困るんじゃ!ってことまで。

「席替え」
これは、結構ナイーブな問題ですね。

親が出てきて、

怒りおばさん

うちの子の席どうなってんの?学校行きたくないって言ってるんだけど。どうしてくれるの!?🔥 あの子は友達となれて、私の子は離れてるってどういうこと!?🔥

これには、相当やられました。

昨日まで「先生のおかげで」なんて言っておきながらの急転直下。

直接、理由を話そうと思い家庭訪問に行っても、門前払い。
子どもの言いなりになってしまった親って大変です。

続いて
「1年生を迎える会出し物」
当時、「ラッスンゴレライ♪ラッスンゴレライ♪ラッスンゴレライってなんですの?(8.6秒バズーカ)」が爆発的人気を誇っていました。

5年生の学年主任と1年生を迎える会チームの子どもたちが指揮をとって
「ラッスンゴレライのリズムに乗せて学校のルールを教えよう」となりました。

しかし、ここで問題が発生🔥

「ラッスンゴレライ」をやるということを聞きつけた保護者から連絡があったのです。
ちょうどその時、2chで8.6秒バズーカが「反日」だとか「原爆」を表しているなど炎上中。

怒りおばさん

そんなものをやらせるんですか?変えれないんですか?!🔥 子どもがそう言っているので、なんだか私もそう思います❗️

ぐはっ!!!これ以上はノーコメントです。結局、踊りましたけど。
当事者のその子も、結局、笑顔で踊っていたという謎。

*もちろん、ここには挙げていませんが、他のご意見の中には「ごもっともです」というものもあり精進するばかりです。教員は常識がないなどと揶揄されることも頻繁にあります。それはカツノリ自身にも感じます。しかし、声を大にして言いたいのは、子どもに振り回される親には対応が困るということです。

第②位・・・「子どもが学校に行きたくないと言っている。」

ズドーーーーーン❗️❗️

これは、やられます。
これまで、

・どんなことをしたら子どもたちが友達と良い関係を結べるか
・勉強ができるようになるか

など多種多様に策を講じ、注意深く観察してきたにもかかわらず、
この瞬間は「誰にでも」瞬く間に襲ってきます。
その瞬間、あらゆることを振り返るのです。

自分の学級経営
自分の言葉
いじめはなかったか

めぐるめぐるその思いで夢にもでてくるほどです。

カツノリの場合は、「ゲーム内のトラブル」が原因でした。

ゲームの中で、「あれ言われた、これ言われた」。
もはや、いつ言われたのかもはっきりしないくらい前のことを引っ張り出して話すものだから収集がつかない。
保護者の知らないところで、課金、チャット、深夜まで。

子どもに任せている家庭も多いのでツラかった〜😭

第③位・・・「もう体がもちません!!24時を回ればシンデレラボーイ」

これも、つらい。過労死ライン80時間をゆうに超える実働時間です。*個人差はあります。

朝は7時出勤、夜は21時退勤。1日の時間外労働は約5〜7時間。
教員は、給食も、休み時間も子どもと常に一緒。

授業が終わった後は、教室掃除、居残り学習
子どもたちが帰った後は、教室の整頓、宿題・テストの丸つけ、ここまでで時刻はすでに退勤時間。
さらにここから、会議・打ち合わせ、提案資料作り、学級通信、授業準備、イベントがあればそれの準備など全てを行おうと思ったら全然時間が足りない。
18時に帰れれば万々歳の生活が丸5年続きました。
15:45〜16:30の休憩時間なんていうのは名ばかりで、休んでる暇があるなら仕事するという人がほとんど。

もちろんこれは、「仕事ができない」という力量の足りなさが原因なのかもしれませんが、30年勤めたベテランでも大差ありません。
ほとんどの人が早めに出勤し定時に帰れず。これが現実です。

ここまではカツノリの悩みを紹介しました。

ここからはベネッセ教育総合研究所が、全国の教員1万7184名に調査した、
第6回学習指導基本調査 DATA BOOK(小学校・中学校版) [2016年]

より、カツノリ以外の教員が抱く『悩み』を紹介していきます。

教員の勤務時間は長時間化している

ベネッセ教育総合研究所 第6回学習指導基本調査 DATA BOOK(小学校・中学校版) [2016年] 第5章 教員の勤務実態と意識によると、小・中・高校教員の勤務時間はいずれも11時間30分以上という結果に。

【図】教員の勤務時間 ベネッセ教育総合研究所2016

カツノリの悩み第3位にも書きましたが、帰れないのはみんな一緒だったようです。

小・中・高校教員の学校にいる時間は

小学校教員・・・・11時間54分
中学校教員・・・・12時間30分
高校教員・・・・・・11時間33分

いずれも、2010年に比べて勤務時間が増加しています。

年齢層別にみると、若手教員の方がベテラン教員に比べて、学校にいる時間は1時間以上長いようです。
これは、ベテラン教員ほど授業アイディアとそのデータストックがあることや、仕事の流れが見えているため効率的に作業ができるのです。

しかし、いくら経験を積んでも

テストの丸つけ
データ入力
宿題へのコメント

などの事務作業はどうしても時間がかかってしまうので、なかなか早くには帰れません。

出勤時刻・退勤時刻・学校にいる時間(平均時間、経年比較、教員年齢別)

さらに、どの年齢層でも出勤時刻は早まり、退勤時刻は遅くなっていることから、若年齢化だけが影響ではなく、教員自体の多忙化は進んでいると言えるでしょう。

現在、高らかに謳われている「働き方改革」。
教育現場の現状では、ほぼ進んでいないと言ってもいいと思います。

休日出勤は「ほとんど毎週」

ベネッセ教育総合研究所 第6回学習指導基本調査 DATA BOOK(小学校・中学校版) [2016年] 第5章 教員の勤務実態と意識によると、土日の出勤が「ほとんど毎週」が50%以上いることが判明。

ベネッセ 教員休日出勤頻度(2016)

小学校では、2週間に1回以上休日出勤している人は約40%
中学校では、毎週休日出勤している人は約75%
高校では、2週間に1回以上休日出勤している人は約73%

と、どれも数値は低くない結果となりました。

特に、中学校・高校では特に、部活動で休日出勤することは日常茶飯事です。
また、文化祭・体育祭・受験などのイベントでも駆り出されることもあります。

指導に関する悩みTop3

ここでも、ベネッセ教育総合研究所の調査をもとに「指導に関する教員の悩み」Top3を紹介します。

第1位・・・特別な支援が必要な児童・生徒への対応が難しい

こちらは、小学校では68%、中学校では72.3%の教員が「Yes」と答えています。

教育界では、年々、特別な支援が必要な児童・生徒(いわゆる、グレーゾーン)が増えていると言われています。

特に、教員たちが感じているのは

学習内容の理解が著しく遅れている
指示の理解が難しい
集団での活動が難しい

などです。
通常、知的や発達に遅れがあるのならば「特別支援学級」に配属されるケースも多いですが、
「明確な医師の診断」よりも、「保護者の同意」の方が重視されます。
つまり、「保護者がこの事実を受け入れられるか否か」で「特別支援学級」への配属が決まります。

実際に、医師の診断がない場合でも、保護者と教員間での相談の元、「特別支援学級」に所属している子どもたちも少なくないようです。

また、「学習の遅れ」や「指示が通らない」などは通常、

「教師の力量」
「子どもの意欲」

に左右されると考えられているため、
上記の特徴をもっていたとして、すぐに「特別支援学級にしましょう」と判断することはしません。

「子どもが出来るようなるために、策を講じる」

のが教員の役目ですから、
なんとかして子どもの成長のために奮起しますが、それでもどうしようもない時に「相談」という形に至ります。

教員の口からこの話を切り出すのは、相当な責任を伴うため、軽い気持ちで言うことはしません。
そんな思いがあり、言いたくても言えない、相談できないということが、この結果に現れているのだと思います。

第2位・・・学力差が大きくて授業がしにくい

こちらは、小学校では67.7%、中学校では71.1%、高校では63.9%の教員が「Yes」と答えています。

この中でも、特に中学校の数値が高くなっています。
これは、小学校に比べ「学習内容の難易度が高い」こと、そして高校とは違い「学力レベルでクラス編成が行われていない」ことが理由として考えられるでしょう。

通常、小学校・中学校のクラス編成で重視されているのは以下の5点。

学力
運動能力
リーダー性
人間関係
男女比

また、クラス替えは
前担任が相談し学級員案を作成・提出
⬇️
管理職への意図説明
⬇️
許可

という流れで次年度のクラス編成が決定するのが一般的です。

つまり、能力がバランスよく配分されているため、クラス内での学力差は必ず現れるということです。
その結果、「学習内容の難易度」が高くなっている中学校は小学校よりも授業のやりにくさを感じているのでしょう。

第3位・・・子ども学習意欲が低い

こちらは、小学校では43.7%、中学校では62.5%、高校では73%の教員が「Yes」と答えています。

この中でも、特に数値の高いのが高校です。

その原因はまさに

「学習内容が理解できない」

ということでしょう。
小学校の時のように、授業を聞いていれば理解できたという時期は過ぎ、日に日に難解になっていく学習内容。
復習をしなければ身につかないため、どんどん置き去りに。

「諦め」

ということが、意欲の低下を招く一大要因とも言えます。

カツノリも、高校3年生の三者面談で先生に「今の成績だと行ける大学ないぞ」という衝撃的事実を言われてから、
ようやく「受験」というものを意識し始めたので、この結果にはうなづけます。

仕事の量や時間に関する悩みTop3

ここでも、ベネッセ教育総合研究所の調査をもとに「仕事の量や時間に関する悩み」Top3+番外を紹介します。

第1位・・・教材準備の時間がとれない

こちらは、小学校では90.5%、中学校では83.3%、高校では70.2%の教員が「Yes」と答えています。

この中でも、突出しているのが小学校の90.5%でしょう。
つまり、ほぼ全ての小学校の先生が「授業の準備が間に合ってない」現状なのです。

原因は、教員歴7年のカツノリが「心折れそうになった出来事」ランキング3位にも述べましたが、

小学校教員は、1時間目〜6時間目、給食、休み時間も子どもと常に一緒
授業が終わった後は、教室掃除、居残り学習
子どもたちの下校後は、教室の整頓、宿題・テストの丸つけ、ここまでで時刻はすでに退勤時間。
さらに、会議・打ち合わせ、提案資料作り、学級通信、イベント準備

授業準備ができるのは、これらが終わった最後になってしまいます。

また、小学校ではほぼ全ての教科を担任一人で教えます
中学校や高校のように教科担任制ではないため、同じ内容を教えることはほとんどなく、
毎日違う内容の授業を考えなければならないため、一つの教科に対して十分に時間を取れないという悩みがあります。

これらに対応するには、日々、知識のインプットとそれを活用する経験値を積み上げていくことで、アウトプットをより速く出来るようにしていかなければなりません。

第2位・・・事務書類が多い

こちらは、小学校では84.9%、中学校では76%、高校では71.7%の教員が「Yes」と答えています。

またしても、小学校が84.9%でトップ。
とにかく、担任が学級の事務処理は一手に引き受けるということが原因でしょう。

第3位・・・行政が教育現場の状況を把握していない

こちらは、小学校では78.2%、中学校では74.8%、高校では76.8%の教員が「Yes」と答えています。

働き方改革
コロナ対策
学習内容とその対象学年

行政が次々に打ち出す施策が、学校現場の現状に合っていないという不満が積もっているあらわれですね。

番外・・・部活動の指導が負担

こちらは、中学校63.6%、高校では51.9%の教員が「Yes」と答えています。

まさに「青春」の二文字が相応しい。

「部活」

学生の頃は、顧問の苦労など1ミリも考えないまま

カツノリ

今日、部活か。しんどい

カツノリ

休みたい

カツノリ
カツノリ

やだな〜

なんてぼやいていたこともありましたが、それは、むしろ教員の方が抱いている問題です。

ビジネスマン

やるからには結果を出したい🔥

真面目な教員ほど、与えられた責務をまっとうするためにプライベートな時間を削って「部活」に費やします。
それは、平日だけでなく休日も。さらには連休までも部活を行うのが「当たり前」という空気が流れているのです。

その流れに抗うのは容易なことではありません。
もちろん、「好き」で部活の顧問を引き受けている先生もいますが、
平日、子どもたちとの触れ合いで疲弊した心を休日で癒したいカツノリのような人にとっては結構ツライです。

中学校・高校で先生になれば、部活顧問を持たないという選択肢は限りなくゼロです。
顧問を持てば、確実に残業することになります。

「好き」なら当然いいですが、その点も考えて校種を選ばないと、あなたの一生を「教員」に費やすことになるでしょう。

「責任」は「良い加減」にがキーポイント

最後に、教員の悩みの種は

平均11時間30分という労働時間の長さ
日々難しくなる、児童・生徒への対応
事務作業が多い
授業準備にあてる時間がつくれない

ということでした。
「人を育てる」という重要な責務を全うしようとするがあまり、自分を追い込んでしまうことが少なくありません。
「働き方改革」によって、教員が最も時間を費やすべき「授業準備(教材研究)」に時間がとれるようになることを願っています。

どうか、これを読んでいる同志の皆様が、明日も元気に子どもたちと過ごせることを願うと共に、
無理してお体を壊されぬように、時には「良い加減」でお仕事をされるようお願いします。

カツノリは道半ばで教員を退職しますが、みなさんのより一層の躍進を願って応援の言葉と代えさせていただきます。

どうしても「ツライ!!辞めたい!!でも不安!!」という方は、ぜひコチラ⬇️をご覧ください。

カツセカBlogでは今後の記事で「退職手続き」に関わる

辞めた後の生活って大丈夫かな?
辞表って出すのかな?
退職金っていくらもらえるんだろう?
税金って辞めても払うの!?どうしよう....(住民税、所得税)
健康保険証もなくなるの?!病院通えないよ。(健康保険証)
年金はどうやって払うの?
そういえば、1年間にいくら生活費かかるんだろう。
確定申告?自分で税金の申請なんてできるかなぁ。
ハローワークに行けば失業手当がもらえるってほんと?

など、みんなが必ず抱く不安を一手に引き受け、カツセカBlogで全て解説していこうと思いますで、今後もよろしくお願いします。

目指すものがある人も、これから見つける人も

カツセカブログではあなたのセカンドライフを応援しています。

カツノリ
カツノリ

最後まで読んでくれてありがとうございました。
皆さんのお役にたてられたのなら幸いです✨

InstagramやYouTubeでもDIYや海外生活の様子がみられるのでチェックしてくれると嬉しいです

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

カツセカ

カツセカDIY Studio代表 DIY・ブログ・科学を愛しています。 大学院卒で小学校に就職(2・5・6年担任)→2年間エクアドルで教師をする→帰国後、小学校で働く(5年・特支担任)→退職→プロDIYerとして活動  普段は札幌を中心に、DIY情報をブログで書きながら生きています。

-元教員が語る裏話と転職に役立つ情報
-